小児の泌尿器科

小児泌尿器科とは

小児泌尿器科は、お子さまの尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)や生殖器に関わるさまざまな疾患を専門的に診る診療科です。お子さまの泌尿器系は成長とともに発達していくため、大人とは異なる症状や疾患が多くみられます。

「おねしょが続いている」「尿漏れが気になる」「血尿が出た」など、お子さまの排尿に関するお悩みは、適切な診断と早期の治療が大切です。どうぞお気軽にご相談ください。

こんな症状はありませんか?

  • おねしょ(夜尿症)がなかなか治らない
  • 日中におしっこを漏らしてしまう
  • 尿に血が混じる(血尿)
  • トイレが近い、または尿意を我慢できない
  • 尿が出にくい、勢いが弱い
  • 排尿時に痛みや不快感がある
  • 発熱を繰り返す(尿路感染が疑われる)
  • 陰嚢が腫れている、または痛みがある
  • 健診で腎臓の異常を指摘された
  • 包茎・亀頭包皮炎を繰り返す

小児の代表的な泌尿器疾患

排尿機能発達・尿失禁症

お子さまの膀胱と排尿機能は成長とともに徐々に発達します。一般的に2~3歳ごろからトイレトレーニングが始まりますが、膀胱容量や神経の発達には個人差があります。

昼間に尿漏れを繰り返す「昼間尿失禁」は、過活動膀胱や膀胱機能の未熟さが原因であることが多く、適切な行動療法や薬物療法で改善が望めます。また、尿道括約筋のコントロールがうまくいかない神経因性膀胱が隠れていることもあるため、症状が続く場合は専門的な検査が必要です。

主な症状

  • 学齢期になっても昼間の尿漏れが続く
  • 急に強い尿意を感じてトイレを我慢できない
  • トイレに間に合わず漏らしてしまう

治療

排尿日誌をつけて排尿パターンを把握した上で、膀胱訓練や骨盤底筋体操などの行動療法を行います。改善が不十分な場合は薬物療法を併用します。

夜尿症

夜尿症とは、5歳以上のお子さまで、睡眠中に無意識に尿漏れが起こる状態が1か月に1回以上、3か月以上続く場合を指します。5歳児のおよそ15~20%にみられますが、自然に治ることも多く、毎年約15%のお子さまが自然軽快するとされています。主な原因として、夜間の尿量が多い(抗利尿ホルモンの分泌不足)、膀胱容量が小さい、睡眠中に目が覚めにくいという3つの要因が関わっていることが多く、その組み合わせによって治療方針が変わります。

診断

排尿日誌や夜尿日誌を記録していただき、尿検査・超音波検査などを組み合わせて原因を評価します。

治療

まずは生活習慣の指導(夕方以降の水分制限、就寝前のトイレ習慣)から始めます。それでも改善しない場合は、アラーム療法(夜尿を感知して目覚めを促す方法)や抗利尿ホルモン薬(デスモプレシン)による薬物療法を行います。お子さまの状態に合わせて最適な治療法をご提案します。

小児の尿路感染症

尿路感染症は細菌が尿路(膀胱・腎臓など)に侵入して起こる感染症で、お子さまにも比較的多くみられます。膀胱炎(下部尿路感染)と腎盂腎炎(上部尿路感染)に大きく分けられます。乳幼児では発熱以外の症状が出にくく、「熱の原因がわからない」という形で発見されることも少なくありません。繰り返す尿路感染症の背景には、膀胱尿管逆流症(尿が膀胱から腎臓に逆流する状態)や腎・尿路の形態異常が隠れていることがあり、精査が必要です。

主な症状

  • 発熱(乳幼児では原因不明の高熱)
  • 頻尿・尿の濁り
  • 排尿時の痛み・不快感
  • 腰や背中の痛み(腎盂腎炎の場合)

治療

尿検査・血液検査で感染を確認し、抗生剤による治療を行います。繰り返す場合は超音波検査などの精密検査を行い、原因疾患の有無を確認します。

停留精巣・陰嚢水腫

停留精巣は、本来陰嚢内に降りてくるはずの精巣が途中で止まってしまう状態です。早産児に多くみられ、放置すると将来的な不妊や精巣腫瘍リスクが高まるため、1~2歳ごろまでに専門医への受診が推奨されます。

陰嚢水腫は陰嚢内に液体が貯留した状態で、乳幼児では自然に消滅することが多いですが、2歳を過ぎても改善しない場合は手術が必要になることがあります。

包茎・亀頭包皮炎

男児のほとんどは生まれつき包皮が亀頭を覆った状態(生理的包茎)ですが、成長とともに自然に皮がむけるようになります。包皮が狭くて無理に剥こうとすると炎症(亀頭包皮炎)を起こすことがあります。繰り返す亀頭包皮炎や尿の出が悪い場合は、ステロイド軟膏による保存療法や外科的処置が必要になることがあります。ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

保護者の皆さまへ

「おねしょのことを相談していいのかな」「泌尿器科はどんな年齢から受診できるの?」など、小児の泌尿器に関するお悩みは、相談する場所がわからずに抱え込んでしまう保護者の方が多くいらっしゃいます。当院では、お子さまとご家族に寄り添いながら、わかりやすい説明と丁寧な診療を心がけています。恥ずかしいこと、些細なことと思わず、気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください。お子さまの健やかな成長をサポートするために、全力でお手伝いいたします。

お子さまが診察に不安を感じないよう、保護者の方と一緒に受診いただけます。初診時は問診票をもとにじっくりお話を伺いますので、気になる症状や経過をメモにまとめてお持ちいただくとスムーズです。

小児泌尿器外来のご受診について

診察の流れ

1

ご来院・受付

ご来院いただきましたら、受付にて診察券・健康保険証のご提示をお願いします。
初めて受診される方は、問診票をお渡しさせていただきます。他院からの紹介状や薬手帳などあればご提示をお願いします。

※初めて受診される方は、ご来院前にホームページよりWEB予約・WEB問診票をお済ませいただくと待ち時間が少なくスムーズです。

2

問診票記入

ご来院されましたら、問診票に症状を記載してもらいます。
※WEB問診票の入力がすでにお済みの方は診察に呼ばれるまで待合室でお待ちください。

3

診察

事前にご記入いただいた問診票を参考に、医師が診察いたします。症状の分析や検査の必要性など、あらゆる観点から患者様が今抱えている問題点の解決に努めております。分かりやすい説明を心がけておりますので、ご不明点がございましたら遠慮せずにご質問ください。

4

お会計

診察が終わりましたら受付にて会計をし、処方箋をお渡しさせていただきます。処方箋は全国どこの薬局でも対応しています。

持参していただく物

必ず持参いただきたい物

  • 健康保険証
  • 母子健康手帳

必要に応じて持参いただきたい物

  • 各種医療証
  • お薬手帳
  • 紹介状

お気軽に
お問い合わせください

【電話受付】9:00~13:00 / 14:30~17:00
※木曜、日祝休診

泌尿器科・内科の診療時間

※受付は診療終了時間30分前までとなります。
発熱・かぜ外来は10:15~12:45 / 14:45~16:15となります。
【休診日】木曜、日曜、祝日

小児科の診療時間

※受付は診療終了時間30分前までとなります。
※小児科外来の火曜日は小児科専門医が不在のため、発熱・かぜ外来のみの対応となります。
発熱・かぜ外来は9:30~10:30 / 14:30~15:30(予約制)となります。
※10:30~12:30の時間は予約枠に入れなかった方々を来院順に診察いたします。健診や予防接種の方々の合間での対応となりますので、お待たせする可能性がございます。

乳幼児健康診査は月・水・金・土11:00~12:30 / 15:30~16:00(予約制、土曜は午前のみ)となります 。
予防接種は月・水・金・土11:00 ~12:30 / 16:00~16:30(予約制、土曜は午前のみ)となります 。
【休診日】木曜、日曜、祝日

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